現在の場所に移った「バール・デ・じゃんがら」は、なにより分厚い桑の一枚板のカウンターが目をひきます。 全長6メートル、重量1トンにもなるカウンターの天板は、天板の搬入のために正面の外壁に穴を開け、クレーンで運び入れました。

ソファや椅子はイタリアの ARFLEX, BENEDETTA, CORNELIA。
1990年のオープンから、傷みがあればその都度修繕して使い続けておりますので、年季の入った味があります。
しかし、納入の際にはスタッフをやきもきさせました。到着がオープンに間に合わず、海外からの直輸入とはいえ、なんと数ヶ月も遅れて届いた逸話があるのです。

照明はデンマークの Poul Henningsen。目を引く真っ赤なビールサーバーが旧西ドイツの TENSEN。
壁には漆喰を使い、お客様の寛ぎと居心地を追求した空間となっております。
大きな一枚板のカウンターは、嬉しい時、悲しい時、突っ伏して泣ける、そんな高さに設定してあります。 どうぞご遠慮なさらず、大いに涙を流してください。

料理は、九州産の食材を中心に、オリジナルのメニューを約50種ご用意しております。 ドリンクは、ウイスキー, ワイン, 焼酎, カクテル, バーテンダー狩野がオリジナルカクテルやノンアルコールカクテルを提供いたします。
文化交流倶楽部「バール・デ・じゃんがら」。 看板もサインも出していないのは、ご紹介によって広がっていくお客様と出会っていきたい。そんな思いからです。