近年では、動物愛護や宗教、アレルギー、健康志向など、様々な考え方から「動物性食材を摂らない」という食の選択肢があります。
「九州じゃんがら」では、海外からお越しになるお客様の増加もあり、こういった食文化に配慮する必要性を感じてまいりました。
しかし、ヴィーガンのお客様のご来店を促すこともさることながら、豚骨ラーメンを召し上がるお客様が、召し上がらないお友達と誘い合って『九州じゃんがら』でお食事していただけることにも価値を置きました。
そこで「ホールプラント※」と称して、野菜だけで仕上げた「ラーメン」に取り組み、開発を致しました。
麺からは卵を除き、スープも一切動物性食材に頼らない「ラーメン」です。
「ラーメン」という食のカテゴリーにとっては、旨味のある「動物性だし」は本来、欠かせない物です。しかし、この「ホールプラント」は、「ラーメンの常識」を超えました。野菜の旨味にしかない「パワー」を追究した『九州じゃんがら』にとって新しいフェーズの「らあめん」の登場です。
手始めはベジブロスのスープ「全部野菜の醤油らあめん」を2013年に期間限定で発売。同年に日本航空と「JAL特製九州じゃんがらヘルシーラーメン」を共同開発。同社国際線での提供が開始されました。そして、2016年「濃い口醤油のヴィーガンらあめん」、2018年「和風ゆず塩ヴィーガンらあめん」、2020年「熊本マー油のヴィーガンらあめん」が登場。「ヴィーガンらあめん」シリーズは現在レギュラー化しています。