【うまか味研究会】今年の「つけちゃん」間もなく登場!

「九州につけ麺なんかなかばい(ないんだよ)」と、頑固な先輩が入社したての「つけ麺好き」の僕に言いました。
僕(T村)は、入社して23年。アルバイト時代も入れると26年、『九州じゃんがら』で生活をしてきました。
(東京生まれの東京育ちの僕が「九州ラーメン」の殿堂『九州じゃんがら』に来たのにはドラマがあります。
でも、それを語ると多分このブログは、秋まで続いてしまいますので、今回は用件のみ語らせて頂きます。)
『九州じゃんがら』は「とんこつを極めて30年!」です。
先輩たちが作る「うまか味研究会」(一般の会社では商品開発部にあたる部署)の数限りない試食会に僕も参加をしてきました。
ある時は、「九州の奥地の味」だったり、珍しいスペシャルな味だったり、僕にとって新たな「食の体験」をさせて頂きました。
「これでもかこれでもか」という「九州の豚骨」の世界、「えっ、そこまでしますか!!」という感動とも恐怖とも整理の付かない思いを持ったこともありました。
やがて、東京人の僕は、自分の中の「九州人」がムクムクと育っていくことに喜びを覚えるようになりました。
平成14年の春、僕は、28歳になっていました。
『九州じゃんがら』秋葉原本店で花形の「作り場」も任してもらえるようになった僕でした。
ある日、いきなり、先の九州人の先輩が入ってきて「つけ麺好きだって言ってたな。できたばい。10年かかったばい。」
「名前は『つけちゃん』」
「九州の醤油、豚骨、魚介、全部入りです」などと一方的に言われました。
「5月から始めるけん。試食会、練習会するから参加しなっせ」と言い残し帰っていきました。
 試食会で食べた「つけちゃん」は、東京人の僕には初めての味でした。
でも「いつかどこかで食べたことのある懐かしさ」を感じました。
そして、この味が『九州じゃんがら』の味に加わっていくことに感動致しました。
 あれから、13年たった今年の早春、またあの先輩をはじめ、「うまか味研究会」が何かしていることが気になっていました。
去年、麺とスープを進化させたと胸を張っていたので、今年はそのまま、現状どおり、で落ち着くと思っていたのですがそうではありませんでした。
「スープと麺は、そのままたい。今年は、具だけんね。野菜ば、ぎゃん(こんなに)入れて作るけんね」
・・・・・・「野菜つけちゃん」という「まんま」の名前でした。
試食会の時、「えっ。そうきたか」と思いました。
早く始まらないか。作る僕たちがワクワクしています。
4/29(祝)より赤坂店、日本橋店スタート。他の店舗は、GW明けということで次々登場です。